大分県日出ひじ

日出ひじ

日出町は大分県中部に位置し、町全体が南向きです。
日出藩木下家(3万石)は、全国でも数少ない豊臣秀吉ゆかりの大名です。
初代藩主木下延俊の正室・加賀は細川忠興の妹、叔母は秀吉の奥方ねねです。日出城の築城に当たっては細川忠興の支援がありました。
日出城下の別府湾で獲れる「城下かれい」(マコガレイ)はこの城の下の数箇所から清水が湧き出ており、この海域で海水性・淡水性のプランクトンを食べて成長するマコガレイは、泥臭さがなく、味は淡白かつ上品であることで知られており、城の下で獲れることから「城下かれい」と呼ばれています。
日出城は別名「暘谷城」と呼ばれています。3代藩主の木下俊長が 中国の古書、『淮南子』の一節「日は暘谷(ようこく)より出でて咸池(かんち)に浴す」より引用して名づけたと伝えられています。

日出城址

城下カレイ

瀧 廉太郎

(日出小学校前の「瀧廉太郎 像」朝倉文夫 作)

瀧家は代々日出藩の家老を務めるなど上級武士の家柄でした。廉太郎の父 吉弘は家老見習いを務めていましたが、明治4(1871)年の廃藩置県後に上京し、大蔵省~内務省に勤務しました。明治12(1879)年に生まれた廉太郎は地方官の父の転勤に伴い、富山県富山市や大分県竹田市に移り住んだそうです。日出町の龍泉寺には瀧家の代々墓があり、廉太郎は父 吉弘の生誕地日出町をたびたび訪れるなど、日出町と縁の深い人物です。

観光・取り組み

日出町は、日出城址を始め様々な文化やハーモニーランドなどのレジャー施設もあり、「ひじはく」では日出町ならではの「食・自然・歴史文化」を満喫するため、様々な施設でプログラム催されています。